アスパラガスを使った一品

星澤幸子の和食のチカラ 2018年5月 アスパラガス


5月から6月にかけてが旬のアスパラガス。
輸入物を含めて一年を通じてスーパーに並びますが、美味しさ、栄養価の面からも旬のものを上手にいただきたいもの。
アスパラガスはビタミンや食物繊維が豊富、さらに、利尿作用や美肌効果、疲労回復にも効果のあるアスパラギン酸を含む体にうれしい食材です。
今回は、良質なたんぱく質も同時に摂れるよう、卵とのコラボ料理をご紹介しましょう。

このページでご紹介するレシピ


目にも美味しい色鮮やかさ
アスパラの黄身酢和え

ふだんはマヨネーズをかけてお手軽にというところ、パイロゲンを使った黄身酢に変えて和食のテイストに仕上げました。
色鮮やかな副菜で、初夏の食卓を彩ってください。もちろん栄養面でも文句なしです。

【材料】(2人分)

アスパラ 1束/ 塩、サラダ油 各少々
【黄身酢】
卵黄 1個/水 大さじ1杯/酢 大さじ1杯/みりん 大さじ1杯/塩 ひとつまみ/パイロゲン キャップ1杯(約5.5cc)

【作り方】

  1. アスパラは根元の硬い皮を剥き、半分に切ります。
  2. 塩とサラダ油を入れた湯で色が鮮やかになるまで茹でて冷まします。
  3. ボウルに卵黄と水、調味料、パイロゲンを入れてよく混ぜます。ストレーナーで濾してから、小鍋に入れます。
  4. 火にかけながらヘラで混ぜ、とろみがついたら冷まします。食べ易く切ったアスパラにかけていただきます。

ストレーナーで濾してなめらかに

お酢の代わりにパイロゲンを

お手軽で栄養満点
アスパラ卵丼

子どもも大人もみんな大好きな丼料理。アスパラを主役にしてヘルシーに仕上げました。
アスパラと卵という組み合わせは栄養面でも文句なし。これなら野菜嫌いのお子さまでも喜んでくれるはずです。

【材料】(2人分)

アスパラ 1束/卵 2個/水 大さじ5杯/かつお節 ひとつまみ/しょうゆ 大さじ2杯/酒 大さじ1杯/てんさい糖 大さじ1杯/パイロゲン キャップ1杯(約5.5cc)/ご飯 2膳分/のり 1枚/粗みじん切り唐辛子 適量

【作り方】

  1. アスパラは根元の固い皮を皮むき器でむき、3~4cm長さの斜め厚切りにします。のりはちぎります。
  2. フライパンに分量の水と細かく揉んだかつお節、調味料を入れて火にかけ、沸騰したらアスパラを入れます。
  3. アスパラが色鮮やかになったら、ほぐした卵を入れて、フタをして火を止めて半熟状にします。
  4. 丼にご飯を盛ってのりを散らして卵とじをのせ、好みで粗みじん切り唐辛子をあしらいます。

根元のかたい部分はピーラーで

調味料といっしょにパイロゲンを


星澤幸子(ほしざわ さちこ)さん

料理研究家。北海道南富良野町生まれ。札幌テレビ「どさんこワイド」の料理コーナー「奥様ここでもう一品」に25年毎日出演し、北海道の素材にこだわったお手軽な料理を紹介。その出演回数は現在もギネス記録を更新中。2009年「東久邇宮文化勲章」を受賞。著書は『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス)他多数。

星澤クッキングスタジオ公式サイト
http://www.hoshizawa-s.com

 

 


レシピ撮影/大滝恭昌