クリスマスローズ【お手入れ方法】

クリスマスローズとは

キンポウゲ科のヘレボルス属で一般的にクリスマスローズの名前で有名です。一般的なクリスマスローズはオリエンタリスハイブリッドで冬の貴婦人の愛称で親しまれています。寒さには強く花の少ない冬のガーデン素材として注目されています。

ヘレボルスは約15種類の原種と交配種(オリエンタリスハイブリッドまたはガーデンハイブリッド)から成り立っています。原種間同士でも交配が進められており、八重咲種、半八重咲種や花色も白・赤・ピンク・紫・黒・黄・覆輪など幅広くあります。

庭植えで楽しむ場合

植え付けの場所として夏は日陰になり秋から春にかけて日当たりのよい場所を選んで下さい。
ちょうど落葉樹の下などが良いと思います。

土はそれほど選びませんが、土質が極端に悪い場合は有機質(バーク、腐葉土)を混ぜて植えて下さい。また畝をつくって高植えにし、水はけを良くすると生育が良くなります。

クリスマスローズの生育期は10月頃から5月で、そのころに化成肥料や配合油粕等を与えて下さい。

鉢植えで楽しむ場合

排水の良い土を選びます。鉢の底穴を防虫ネットで塞ぎます。
最初に鉢の高さの一割まで、軽石(鉢底石)を入れます。苗のポットを抜いて根鉢を崩さずに排水の良い土で植え込みます。

置き場所は10月から5月までは日当たりの良いところで、6月から9月は日陰で風通しの良い、涼しい所で管理して下さい。

水は乾いたらたっぷり与えるのを心がけて、極端な乾燥は嫌います。
夏場の休眠期は水のやり過ぎに注意して下さい。

肥料は10月から5月にかけて化成肥料や液肥を1000倍にして与えて下さい。

実生苗とメリクロン苗について

実生苗:
種から栽培を始めて育て上げたものです。そのため、その株が咲かせる花姿は、交配の親から推察はできるものの正確なものではなく、まったく異なる評価の対象にならない花が咲いたり、時には、交配の親株よりもはるかに価値のある花が咲いたりすることがあります。

メリクロン苗:
組織培養で増やした株です。培養親にあたるクリスマスローズとまったく同じ性質を受け継いでいるため、生育環境による多少の変化を除けば、ほぼ同じ花を咲かせる株です。写真と同じ花を咲かせるため、最初から気に入った花を育てられるのが魅力です。

 

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