アカシア【お手入れ方法】

アカシア

アカシアは近年シンボルツリーや庭木として人気の植物です。3月頃にポンポンとした黄色い可愛い花をつけます。アカシア=ミモザと思われがちですが、正確には銀葉アカシア=ミモザであり、ほかのアカシア類とミモザは違う植物です。見た目が似ているため、アカシア類を総称で「ミモザ」と呼ばれることもあります。 イタリアでは3月8日の国際女性デーに、女性への感謝を込めてミモザの花を贈るという風習があります。庭木で育てて、剪定したミモザを切り花やスワッグにして楽しむのもおすすめです。  

管理する場所

風通し・日当たりのよい場所で管理をします。 土質にそれほどこだわることはありませんが、水はけのよい用土が適しています。 耐寒性はそれなりにありますが-5℃以下だと越冬できませんので、そのような環境になる地域では地植えではなく鉢植えにし、冬は室内に移動できるようにするとよいでしょう。 生育が旺盛で、剪定しなければ葉を茂らせながら10m程度にまで大きくなることがあるので、地植えにする場合はある程度スペースを確保して植えましょう。 鉢植えの場合は土が乾燥しやすくなるので水切れに注意してください。 

水やり

土が乾いていたらたっぷりと水やりをします。朝方や夕方など、気温が比較的低い時間帯に行いましょう。

肥料

ミモザを含めたマメ科植物は、土の中で根粒菌と共生しており、空気中の窒素を取り込み栄養を得ます。そのため、窒素が少なくカリウムとリン酸が多い即効性化成肥料が適しています。
窒素過多は葉が変色したり、株が弱るので気を付けましょう。
開花後の4~5月頃に与えると、花後の消耗した株を回復させるのに役立ちます。

病害虫

風通しがよくない場所で育てると、うどんこ病に感染することがあります。
梅雨や初夏の湿度が高い時期は剪定をして風通しを良くしましょう。

害虫はカイガラムシやミノムシに注意しましょう。
カイガラムシは放っておくと「すす病」を誘発する恐れがあるので、歯ブラシなどでこそげ落として退治します。

ミノムシも見つけたら取り除きます。度々発生する場合、専用の薬剤を散布します。

https://www.akatsuka.gr.jp/bosco/howtolist/

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