残暑を乗り切るお魚料理

星澤幸子の和食のチカラ 2020年8-9月 サバ、鮭


日本各地が豪雨に見舞われた2020年の梅雨。梅雨が明けたと思ったら、今度は各地で最高気温を更新する灼熱の夏です。引き続きコロナウイルスへの心配もあり、特に毎日の食生活には気を使いたい時期を迎えました。

今月は、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)という必須脂肪酸が豊富なサバと鮭のレシピを紹介します。近頃ではサプリもあり、耳にする機会も増えました。
血液をサラサラにしたり、血中の中性脂肪を減らす効果があるとされるEPA、脳を活性化させ、記憶力向上にも役立つDHA、ともに体内では作り出せない、食事から摂る必要がある大切な成分です。

さらにビタミンも豊富に含んでいますから、日々の食事にぜひ取り入れたい食材です。特にこの時期には、サバに含まれるナイアシン、しめサバに使われる酢のクエン酸が疲労回復に役立ち、夏バテも防いでくれるはずです。

このページでご紹介するレシピ


夏バテも吹き飛ぶ和風サラダ
しめサバと大根のサラダ

【材料】(2人分)
しめサバ 1枚/大根 200g/水菜 50g/ショウガ 1片/細切り昆布 ひとつまみ

【調味料】
油 大さじ1杯/酢 大さじ1杯/塩、コショウ 少々/パイロゲン キャップ1杯

【作り方】

  1. しめサバは皮をむいて1cm幅の薄切りにします。大根は4~5cm長さの千切り、水菜は水に浸してパリッとさせてから3~4cm長さに切ります。ショウガは千切りにします。
  2. 昆布は大さじ1杯の油で焼いて取り出します。
  3. ボウルに全ての調味料とパイロゲン、昆布の焼き油を入れて混ぜ、材料をすべて入れてサックリまぜます。
  4. 器に盛り付け、上に細切り昆布をあしらいます。

しめサバは1cmの幅の食べやすいサイズに切る。

焼いた細切り昆布が食感と栄養のアクセントに。

パイロゲンの甘酸っぱさがさらに食欲をそそります。

簡単でごちそう、メインの一品
鮭のキノコあんかけ

【材料】(2人分)
生鮭 2切れ

【下味】
塩、コショウ、酒 各少々/小麦粉 少々/バター 大さじ1杯/エノキ(小)、シメジ 各1/2袋 じゃがいも 1個/水 カップ1/2杯

【調味料】
しょうゆ 大さじ1杯/酒 大さじ1杯/塩 小さじ1/3杯/パイロゲン キャップ1杯/水溶き片栗粉 少々/万能ネギ 少々

【作り方】

  1. 鮭は下味を付けてから15分ほどなじませます。さらに小麦粉をまぶして、バターをしいたフライパンに入れて、焼き目がついたら返します。じゃがいものスライスを鮭の横に入れ、塩をして酒をふり、フタをしながらこんがりと焼いて皿にのせます。
  2. エノキとシメジはさっと水ですすぎ、エノキは石付きを切ってから半分にしてほぐし、シメジも石付を取ってほぐします。
  3. 鮭を焼いた後のフライパンに、⓶のキノコを入れて炒め、水と調味料、パイロゲンを加えて沸騰させ、水溶き片栗粉でとろみをつけて、焼いた鮭の上にかけて、万能ネギをあしらいます。

下味を付けてから15分ほどなじませるのがポイント。

酒をふったあとはフタをして、こんがりと焼き目がつくまで。

キノコあんのほうにを入れたパイロゲンが、ほのかな酸味で味のアクセントにも。


星澤幸子(ほしざわ さちこ)さん

料理研究家。北海道南富良野町生まれ。札幌テレビ「どさんこワイド」の料理コーナー「奥様ここでもう一品」に25年毎日出演し、北海道の素材にこだわったお手軽な料理を紹介。その出演回数は現在もギネス記録を更新中。2009年「東久邇宮文化勲章」を受賞。著書は『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス)他多数。

星澤クッキングスタジオ公式サイト
http://www.hoshizawa-s.com


レシピ撮影/大滝恭昌