【アジサイ 前編】今年のおすすめ品種と長く楽しむ育て方

AKATSUKA グリーン通信vol.253(2020.4月号)


アジサイは梅雨時に花を咲かせてくれる日本原産の花木ですが、春から初夏の鉢花としても人気の高いものとなっています。
特に最近は母の日のギフトに大人気で、毎年のように新品種が登場し市場をにぎわせています。
そこで今回はスタッフおすすめの最新品種トップ3(“ひな祭り”、“ふわわ”、“レディーマタハリ”)とお問い合わせの多い“銀河”、“万華鏡”についてご紹介し、あわせて長く楽しむためのお手入れ方法についても解説します。

【咲き方の説明】

●ガク咲きタイプ
中央に両性花(色づいた花弁はないがオシベ・メシベがある花)が集まり、その周りを装飾花(花弁があるが、オシベ・メシベのない花)がガクブチのように取り巻く咲き方。

●テマリ咲きタイプ
両性花がなく、装飾花だけがこんもりとテマリ状に咲く咲き方。

【おすすめ品種の紹介】

●ひな祭り
ガク咲きタイプの八重咲で、くっきりしたピコティータイプの赤い覆輪がとても艶やかな品種です。ブルー系に咲かせるとしっとりした美しさとなり、それもまた魅力です。
加茂花菖蒲園の育成品種なので非常に丈夫で育てやすく、庭植えにもおすすめです。

ひな祭り

●ふわわ
今までのアジサイにはなかったシルバーブルーの花色が印象的な半ガク咲きタイプの八重咲き品種。久留米花卉園芸農業協同組合の作出で、2019年のジャパンフラワーセレクション入賞品種です。
非常に花もちが良いのも特長ですが、咲き進んでくると、ひとつの花の中で、中心の青色を残したまま外側の花弁が白っぽくなってくるため、神秘的な色合いとなってきます。花は繊細な雰囲気を持っていますが性質は丈夫で育てやすく、庭植えにも向きます。

ふわわ

●レディーマタハリ
オランダで作出されたテマリ咲きタイプの一重咲き品種で、同じ花房のなかでも色付き方の違う花が混在し、何とも言えない複雑な花となる不思議な品種です。

レディーマタハリ

●銀河
ガク咲きタイプの八重咲きで、ブルーの花弁に白い縁取りが入り涼しげで爽やかな印象の花となります。
ガク咲きですが咲き進むにつれて中央の両性花も花弁を広げてくるものがあり、ボリュームが増してきます。万華鏡と同じく島根県で作られた品種です。

銀河

●万華鏡
大きな花房を作るテマリ咲きタイプの八重咲きですが、白い縁取りのあるこまかい花の集合はまるでガラス細工のような透明感があり、従来のアジサイとは一線を画した美しさで注目を集めています。
しかし、他のアジサイに比べ性質が繊細で水切れに弱く、直射日光に当てると花色が早く褪せてしまいます。そのため、日の当たらない明るい室内に置き、水を多めに与えるのがポイントとなります。

万華鏡

【花を長もちさせるために】

●置き場所
日光の当たらない明るい室内の涼しい所が良いでしょう。屋外なら風通しの良い涼しい日陰が適します。

●水やり
アジサイは水を好むので、少しでも水切れしないよう注意します。もし水切れで花や葉が萎れたら、バケツなどでたっぷりの水に1時間ほどつけておくと回復します。

●肥料
開花しているものはあまり肥料は入りません(特にブルー系)が、ピンク系でまだ色づいていない花のある株は、液肥などを与えてやるときれいに色づいてくれます。

来年も楽しむ方法は次回5月号で解説します。

 
 
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文/グリーンアドバイザー 倉林雪夫


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