イチゴのメニューで春の訪れを感じる

星澤幸子の和食のチカラ 2020年4月 イチゴ


スーパーの果物コーナーにイチゴが増え始めると、春を感じる方も多いのではないでしょうか。ビタミンCの宝庫でもあるイチゴは、5,6粒で1日分のビタミンCが摂取できるほど。ビタミンCは抗酸化作用があり、免疫力を高めるので、風邪などの予防や疲労回復、肌荒れなどにも効果があります。
また、赤い色の色素成分でもあるアントシアニンは、ポリフェノールの一種で、視力回復や目の疲れを改善する働きがあります。
最近、話題のビタミンの一種、葉酸も豊富です。正常な赤血球を作ったり、細胞の修復にも役立っている、とても重要な栄養素であり、アメリカをはじめ世界の国々ではその摂取量が義務付けられているほどです。

水溶性のビタミンを多く含む果物なので、加熱せずにいただくのが一番。今回はデザートではなく、ちょっと変わったイチゴを使ったメニューをご紹介します。

このページでご紹介するレシピ


お子さんも大喜び、春の彩りのちらし
彩ちらし寿司

【材料】(4人分)
米 2合/白ごま 大さじ2杯/パイロゲン キャップ1杯/【調味料①】酢 大さじ4杯・てんさい糖 大さじ2杯・塩 小さじ1杯
生タラ 150g/酒、水 各大さじ2杯/【調味料②】塩 少々・てんさい糖 大さじ1杯・水溶き食紅 少々
菜の花 1/2束/塩、油 各少々
卵 2個/【調味料③】塩、てんさい糖、油 各少々
はんぺん 1枚
いちご 6粒/塩 少々

【作り方】

  1. 米は炊く30分前に研いで2合分の水に浸し、調味料①とパイロゲンを加えてひと混ぜして炊きます。
    炊けたら、ごまを加えてヘラ返しして冷まします。
  2. 鍋にタラ、酒、分量の水を入れて蒸し煮します。
    火が通ったら皮と骨をはずし、調味料②を加えて2膳の箸でほぐすように炒ります。水気を飛ばし身が細かくなったら火を止めます。
  3. 菜の花は水に放してパリッとさせてから半分に切り、塩と油を入れた湯でサッと茹でます。
  4. 卵はボウルに割りほぐして調味料③を入れてよく混ぜ、フライパンに油を熱して、ふんわりとした炒り卵を作ります。
  5. はんぺんは型で抜き、いちごは塩水で洗ってから、ヘタを取って縦半分に切ります。
  6. 器に酢飯を盛り、材料を彩りよく盛ります。

米を炊く前に調味料といっしょにパイロゲンも。

タラは2膳のお箸を使って、ていねいにほぐします。

炒り卵はふんわりとした仕上がりを目指そう。

健康飲料、甘酒を爽やかなイチゴの風味で
いちご甘酒

【材料】(4人分)
いちご 200g/塩 少々/レモン汁 各大さじ1杯/パイロゲン 各大さじ1杯/水 カップ1杯
酒粕 100g/水 カップ1杯/てんさい糖 大さじ3杯

【作り方】

  1. 鍋に分量の水、酒粕を入れて火にかけ煮溶かします。
    滑らかになったら、てんさい糖を加えて溶かして、冷まします。
  2. 冷水で洗ってヘタを取ったイチゴ、カップ1杯の水とレモン汁、パイロゲンをミキサーに入れて滑らかになるまで回します。
    さらに、そこに①の酒粕汁を加え、粒が無くなるまで再び回します。

酒粕が溶けて滑らかになってから、てんさい糖を加えましょう。

酒粕が溶けて滑らかになってから、てんさい糖を加えましょう。

冷めた甘酒を加えて、再びミキサーで滑らかに。


星澤幸子(ほしざわ さちこ)さん

料理研究家。北海道南富良野町生まれ。札幌テレビ「どさんこワイド」の料理コーナー「奥様ここでもう一品」に25年毎日出演し、北海道の素材にこだわったお手軽な料理を紹介。その出演回数は現在もギネス記録を更新中。2009年「東久邇宮文化勲章」を受賞。著書は『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス)他多数。

星澤クッキングスタジオ公式サイト
http://www.hoshizawa-s.com

 

 


レシピ撮影/大滝恭昌