年末年始、おうちパーティを華やかに

星澤幸子の和食のチカラ 2020年12月-2021年1月 パーティメニュー


年末年始、今年はコロナ禍で、帰省する人も少なく、また、外食の機会も減っていることと思います。こんな時だからこそ、ご家族でおうちパーティはいかがでしょう。いつもと違った華やかなメニューで、きっとご家族の笑顔と歓声が広がるはずです。

クリスマスにはチキンレッグ! 日本ではこんな風習が当たり前になっていますが、今年は一味違ったチキン料理にトライしてみませんか。
チキンによく合うレーズン、ボリュームを出すためのご飯、それらを繋ぎ、さらにおいしさのハーモニーを奏でるためのシュレットチーズ。それぞれの素材がうまく働いて、最高の味になりました。
そして、ヘルシーにして豪華。食卓に運んだ時に、ワーッと歓声が上がるようなサラダはいかが。大きなお皿に、まるでリースを作るかのような気分で、さまざまな野菜を食べやすく調理して飾ってみました。

二つのお料理ともに、お子さんのお誕生日など、家族の大切な記念日のメニューとしてお勧めです。お料理が家族の絆を深めてくれることでしょう。

このページでご紹介するレシピ


今年は一味違うチキンのご馳走を
ハニーローストチキン

【材料】(4人分)
鶏もも骨付き肉 4本/塩、コショウ 各少々/ハチミツ 大さじ2杯/ご飯 1膳/レーズン 大さじ4杯/シュレットチーズ 40g/しょうゆ 大さじ1杯/パイロゲン キャップ1杯/コショウ 少々/付け合わせ野菜 適量

【作り方】

  1. 鶏もも肉は、付け根の方の骨を外して厚みのある部分をひらき、塩、コショウを全体にすりこみます。
  2. ご飯に熱湯で洗ったレーズンとシュレットチーズ、しょうゆ、パイロゲン、コショウを入れて手でよく揉み、4等分にして丸めます。
  3. 鶏肉にご飯をはさんで形作り、表面にはハチミツを塗って、オーブントースターの中火で30分ほど完全に火が通るまで、途中何度も表面にハチミツを塗りながら焼きます。焼き汁は味を整えてソースにします。
  4. 付け合わせ野菜と鶏もも肉を皿の中心に寄せて盛り、ソースを掛けます。

付け根のほうの骨は外しておきます。

鶏肉にいれる詰めものはパイロゲンでアクセントを。

鶏肉の真ん中に詰めものをはさんで。

ハチミツは焼きながら繰り返し塗りましょう。

いつものサラダが盛り付けひとつで豪華に
リースサラダ

【材料】(4人分)
ブロッコリー 1個/塩、油 各少々/プリーツレタス 1/2袋/キュウリ 1/2本/塩 少々/ミニトマト 8個

【調味料】
プレーンヨーグルト カップ1/2杯/マヨネーズ 大さじ2杯/パイロゲン キャップ1杯/ニンニク、コショウ 各少々

【作り方】

  1. ブロッコリーは小房にし、茎の部分は皮をむいてひと口大に切ります。熱湯に塩と油を入れて茹でて火を通し、扇(あお)いで色止めします。
  2. レタスは洗って小さくちぎり、キュウリは塩でこすり洗いしてから薄切りにします。ミニトマトは半分にします。
  3. 大皿に円型の輪のように盛りつけます。
  4. ドレッシングはヨーグルトとマヨネーズ、パイロゲン、コショウを混ぜて、すりおろしたニンニクを加えて中央に添えましょう。

ブロッコリーを茹でるお湯には油を少量いれて色鮮やかに。

キュウリは塩でこすり洗いを。

ドレッシングの仕上げにはパイロゲンを。


星澤幸子(ほしざわ さちこ)さん

料理研究家。北海道南富良野町生まれ。札幌テレビ「どさんこワイド」の料理コーナー「奥様ここでもう一品」に25年毎日出演し、北海道の素材にこだわったお手軽な料理を紹介。その出演回数は現在もギネス記録を更新中。2009年「東久邇宮文化勲章」を受賞。著書は『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス)他多数。

星澤クッキングスタジオ公式サイト
http://www.hoshizawa-s.com


レシピ撮影/大滝恭昌