夏バテは、ネバネバ食材で吹き飛ばそう

星澤幸子の和食のチカラ 2021年7-8月 ネバネバ食材


納豆、山いも、オクラ、海藻・・・・・・、ネバネバ食材が健康にいいことをご存じの方は多いはず。では、それぞれの食材のどんな成分が、どう体にいいのでしょうか。

納豆は、植物性のタンパク質が豊富で、ビタミン、ミネラル、食物繊維も含まれる超優秀な発酵食品です。ネバネバに含まれるナットウキナーゼというタンパク質分解酵素は血栓を溶かす効果があり、血圧やコレステロール、中性脂肪が気になる方にはうれしい食材です。

もずく、めかぶといったネバネバ海藻は、腸内細菌のエサになり、便通も良くする水溶性の食物繊維が豊富。特にネバネバの成分であるフコイダンやアルギン酸は、腸内環境を整え、コレステロール値を下げる効果が知られています。

山いもや里いも、オクラ、なめこなどのネバネバ野菜は、栄養成分も豊富で、まさに夏バテ対策に有効です。

ネバネバ食材を上手に組み合わせたレシピで、暑い夏を乗り切りましょう。
 
 
※山いもなど植物性のネバネバ成分をムチンと記載しておりましたが、現在の知見ではムチンは動物性の粘性タンパク質とされています。つきましては、記事中よりムチンに関する記載を訂正いたしました。

このページでご紹介するレシピ


栄養満点、夏にうれしいスタミナご飯
ばくだん丼

【材料】(2人分)
マグロ赤身 150g/小粒納豆 2パック/長いも 150g/オクラ 6本/ミョウガ 4本/卵黄 2個/ご飯 2膳/海苔 1枚

【調味料】
しょうゆ 大さじ2杯/練ワサビ 小さじ1杯/パイロゲン キャップ1杯

【作り方】

  1. マグロは1㎝角に切り、納豆は良く混ぜて粘りを出しておきます。長いもは1㎝角、オクラは塩でもんでからそのままさっと湯を通して薄切りにします。ミョウガは小口切りにします。
  2. しょうゆとワサビ、パイロゲンは混ぜておきます。
  3. 丼にご飯を盛って海苔をちぎりながらのせ、具材を色よくのせます。
  4. 中央に卵黄を置き、上から②をかけ、卵黄と混ぜながらいただきます。

山いもとマグロは1㎝角に切っておきます。

オクラは塩でもんだ後、さっとゆで薄切りに。

しょうゆ、ワサビ、パイロゲンを混ぜておきましょう。

いつもと違う“もずく”の味わい
もずくと三つ葉のかき揚げ

【材料】(4人分)
もずく 200g/桜えび 5g/パイロゲン キャップ1杯/白ごま 大さじ1杯/三つ葉 20g/小麦粉 大さじ4杯/揚げ油 適量/塩、コショウ 少々

【作り方】

  1. もずくは2~3カ所に包丁を入れて短く切ります。桜えびはパイロゲンをまぶしておきます。三つ葉は3㎝長さに切ります。
  2. ボウルに材料を入れて混ぜ合わせ、小麦粉を加えて全体に絡めます。
  3. ヘラの上に材料を平らに小さめに伸ばし、中温の油に滑らせるように入れます。一度返してカリッとなるまで揚げましょう。
  4. お好みで塩・コショウをふっていただきます。

もずくは包丁で短く切っておきましょう。

桜えびにキャップ1杯のパイロゲン入れ混ぜておきます。 まずは弱火で蒸し煮に。

ヘラに材料をのばし、静かに滑らせるように油に。


星澤幸子(ほしざわ さちこ)さん

料理研究家。北海道南富良野町生まれ。札幌テレビ「どさんこワイド」の料理コーナー「奥様ここでもう一品」に25年毎日出演し、北海道の素材にこだわったお手軽な料理を紹介。その出演回数は現在もギネス記録を更新中。2009年「東久邇宮文化勲章」を受賞。著書は『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス)他多数。

星澤クッキングスタジオ公式サイト
http://www.hoshizawa-s.com


レシピ撮影/大滝恭昌