北海道の秋を味わう

星澤幸子の和食のチカラ 2021年10-11月 鮭のおかずとスープカレー


私の地元、北海道はまさに食のワンダーランド、上質で美味な食材と料理が目白押しです。旅行で北海道を訪れ、「北海道の味覚」を堪能された方も多いことでしょう。私がその素晴らしさを日々、発信しようと生出演を続けてきた「どさんこワイド」のお料理コーナー、「奥様ここでもう一品」(札幌テレビ)もはや30年を迎えました。
今月は、そんな北海道を代表する食材、鮭を使った絶品おかずと、北海道発の名物料理のひとつ、スープカレーをご紹介します。

鮭は、脳や神経組織の機能を高めてくれる働きをもつEPAとDHA、強力な抗酸化作用をもつアスタキサンチン、さらにビタミンB群やビタミンDなどの栄養素を含んでいます。また、必須アミノ酸を多く含む良質なたんぱく質は消化吸収もよく、積極的に摂りたいお魚です。やはり秋の味覚であるキノコと共にどうぞ。

一方、スープカレーはスパイスの香りや辛みのきいたスープと、大きめの具が特徴で、1990年代からに札幌でブームとなり、その後全国各地に広まりました。札幌市にはスープカレーを提供する店がなんと200店以上もあります。
今回は自宅で作るスープカレーに挑戦です。鳥の手羽元と大きめ野菜を煮込んだうえに、揚げた野菜のトッピングも加えた本格派のスパイスカレーにご家族もビックリするはずです。
ぜひ、ご自宅の食卓で北海道の秋を感じてみてください。

このページでご紹介するレシピ


栄養たっぷり、梅おろしでさっぱり
鮭ときのこの梅おろし和え

【材料】(2人分)
生鮭 100g/塩、小麦粉 各少々/舞茸 1パック/小麦粉 少々/揚げ油 適量/ショウガ 1片/万能ネギ 少々/大根おろし カップ1/2杯/梅干し 1個/パイロゲン キャップ1杯

【調味料】
酢、みりん 各大さじ1/2杯

【作り方】

  1. 鮭はひと口大に切り、塩をふって身をしめます。小麦粉をまぶして中温の油でカリっと揚げます。
  2. サッとすすいだ舞茸は小房に分けて小麦粉をまぶし、中温の油でカリっと揚げます。
  3. ショウガを千切りにします。大根おろしに種を除いて包丁でたたいた梅干しと調味料、パイロゲン、ショウガを合わせます。
  4. いただく直前に鮭と舞茸を和えます。

鮭はカリッとした揚げ上がりに。

舞茸は塩はふらずに小麦粉だけで。

梅おろしの仕上げにはパイロゲンを。

鮭、舞茸と梅おろしを和えるのは食べる直前に。

 

本格的なスープカレーをご自宅で
秋のスープカレー

【材料】(2人分)
鶏手羽元 4本/タマネギ 1/2個/ニンジン 小1本/じゃがいも 中2個/ゴボウ 1/3本/ナス 1本/ピーマン 2個/揚げ油 適量/水 カップ4杯/ご飯 2膳分/付け合わせ漬物 適量/バター 大さじ1杯/カレー粉 大さじ2杯

【調味料】
ウスターソース 大さじ1杯/トマトケチャップ 大さじ1杯/塩 小さじ1/2杯/ドライバジル 小さじ2杯/パイロゲン キャップ1杯

【作り方】

  1. タマネギ、ニンジンは半分に切り、じゃがいもは皮を剥きます。ゴボウは皮むき器で薄切りにして、何度か水を取り替えてすすぎます。ピーマンは縦半分に切ってタネを取り除きます。ナスは縦半分にして皮目に鹿の子上に隠し包丁を入れ、何度か水を取り替えてすすぎます。
  2. 鍋に水と鶏手羽元、タマネギ、ニンジン、じゃがいもを入れて火に掛け、中火で野菜が軟らかくなるまで煮ます。
  3. ゴボウ、ナス、ピーマンは水気をふき取って素揚げします。
  4. 小鍋にバターを溶かしてカレー粉を入れて香りを出します。調味料を全部加えて一度沸騰させ、②の野菜の鍋に入れます。5分程煮て火を止め、味を馴染ませます。
  5. 食べる時に再び温めて、揚げた野菜を盛り、ご飯には付け合わせの漬物(ピクルス)を添えます。

大きめに切った野菜に火が通るまで煮込みます。

油で揚げる前に、野菜の水気をよくふき取って。

カレー粉の香りが出たら、調味料とパイロゲンを。


星澤幸子(ほしざわ さちこ)さん

料理研究家。北海道南富良野町生まれ。札幌テレビ「どさんこワイド」の料理コーナー「奥様ここでもう一品」に25年毎日出演し、北海道の素材にこだわったお手軽な料理を紹介。その出演回数は現在もギネス記録を更新中。2009年「東久邇宮文化勲章」を受賞。著書は『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス)他多数。

星澤クッキングスタジオ公式サイト
http://www.hoshizawa-s.com


レシピ撮影/大滝恭昌