「山のうなぎ」で家族の冬の健康管理を

星澤幸子の和食のチカラ 2019年1月 「山のうなぎ」で家族の冬の健康管理を


栄養豊富で、「山のうなぎ」ともいわれる健康食材が山いも。その中でも北海道や青森県が主な産地として知られる長いもは、この季節、みずみずしく美味しい秋掘りのものが出回っています。
ビタミンB群やビタミンC、さらにはカリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラルも豊富。アミラーゼやジアスターゼという消化酵素を多く含むので、消化を助ける効果も期待できます。とろろご飯はまさに理にかなった食べ方なのですね。
独特のぬめり成分は、胃腸の粘膜の保護や修復に効果があり、胃腸にやさしい食材でもあります。さらに低カロリーだからダイエットにも最適。
冬の家族に健康管理のために、長いもを食卓に上手に取り入れたいものです。

このページでご紹介するレシピ


手軽にできる夕食の一品は栄養満点
長いもの干しエビ炒め

【材料】(4人分)

長いも(正味) 300g/ピーマン 1個/桜えび 10g/パイロゲン 少々/きくらげ(乾燥) 3g/にんにく 2かけ/米油 大さじ1杯
【調味料】
酒 大さじ1杯/塩 小さじ1/3杯

【作り方】

  1. 長いもは皮をむいて拍子木切りにし、ピーマンは長いもの長さに合わせて短冊切りにします。
    桜えびには少々のパイロゲンをふりかけ、戻したきくらげは石突きを取り、大きければ一口大にちぎります。にんにくはつぶして小口切りにします。
  2. フライパンに湯を沸かして長いもを入れます。表面が透き通ってきたらピーマン、きくらげを加えてすぐに湯切りします。
  3. 空いたフライパンに油を熱してにんにくを炒め、香りが立ったら桜エビと加えて全体に油をなじませ、湯通しした材料と、調味料を加えて全体に絡めて仕上げます。

長いもは皮をむいて食感を残すため拍子切りに。

桜エビに少々のパイロゲンを。

あらかじめ湯通ししておくことで、炒めは短時間に。

いつもと一味違うぜいたく茶椀蒸し
長いもの茶碗蒸し

【材料】(4人分)

長いも 300g/パイロゲン キャップ1杯/卵 1個/塩 小さじ1/2杯/酒 大さじ1杯/しょうゆ 少々/薄塩鮭 200g/酒 少々/生わかめ 30g/三つ葉 少々
【銀あん(上からかけるあん)】
だし汁 カップ1杯/塩 小さじ1/4杯/しょうゆ 小さじ1杯/みりん 大さじ1杯
水溶き片栗粉 少々

【作り方】

  1. 長いもは皮をむいてすりおろし、パイロゲン、卵、塩、酒、しょうゆを入れて混ぜます。
    薄塩鮭はさいの目切りにし、酒で下味をつけておきます。
    わかめは小さく切ります。
  2. 鮭とわかめを器に分け、長いもを等分に入れます。
  3. 蒸気の上がった蒸し器で10分程蒸し、透明な感じになったら、一口大に切った三つ葉をのせます。
  4. だし汁に調味料を入れひと煮立ちさせて、とろみをつけ上からかけます。

すりおろした長芋に調味料とともにパイロゲンを。

あらかじめ椀に入れた鮭とわかめの上に長いもを。

あんをかけることでぜいたくで体が温まる一品に。


星澤幸子(ほしざわ さちこ)さん

料理研究家。北海道南富良野町生まれ。札幌テレビ「どさんこワイド」の料理コーナー「奥様ここでもう一品」に25年毎日出演し、北海道の素材にこだわったお手軽な料理を紹介。その出演回数は現在もギネス記録を更新中。2009年「東久邇宮文化勲章」を受賞。著書は『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス)他多数。

星澤クッキングスタジオ公式サイト
http://www.hoshizawa-s.com

 

 


レシピ撮影/大滝恭昌