からだが温まるヘルシー料理

星澤幸子の和食のチカラ 2022年2月-3月 餡かけメニュー


まだまだ寒い日々が続きます。少しずつ春が近づくことで、気温の変化により体調を崩しがちなシーズンです。その上、今年はまだまだ新型コロナウイルスの脅威に油断ができません。そんな日々の夕食に、片栗粉を使った餡かけメニューを取り入れてみましょう。冷めにくく、からだが芯から温まるはずです。

片栗粉は、もともとはユリ科のその名もカタクリという植物の地下茎から作られたでんぷんの粉でしたが、現在では明治時代以降に大量に栽培されるようになったジャガイモを原料にしています。ジャガイモと言えば私の地元、北海道の代名詞のような食材のひとつですからその親近感もひとしおです。

今回は、豆腐とお魚のタラという、たんぱく質は豊富ながら、低カロリーのヘルシー素材を使ってみました。たっぷりのお野菜と鶏肉、干しシイタケなどを入れた、高い栄養価で旨味たっぷりのあつあつの餡といっしょにいただきます。

「トロリあつあつ豆腐」には、お餅やうどんを入れれば、ボリュームアップの一品になりますし、大勢で囲む鍋としても楽しめます。
また、「タラと野菜のカレーあん」はそのカレー味に、大人はもちろんお子さまも大喜びのはず。

ご家族のからだと心を温めるために、寒い日の夕食にぜひお試しください。

このページでご紹介するレシピ


大勢で囲む鍋料理としても活躍
トロリあつあつ豆腐

【材料】(2人分)
木綿豆腐 1丁/片栗粉 少々/鶏もも肉 1/2枚/干しシイタケ 2枚/ニンジン 30g/炒め油 大さじ1杯/三つ葉 適量/水 カップ2杯/パイロゲン 赤キャップ1杯

【調味料】
しょうゆ 大さじ2杯/みりん 大さじ2杯/片栗粉水溶き 少々

【作り方】

  1. 豆腐は平らな器にのせて水切りし、6等分にして片栗粉をまぶします。鶏もも肉は縦半分に切ってから、小口から薄切りにします。ニンジンは千切り、干しシイタケは戻して薄切りにし、戻し汁と水を合わせ分量(カップ2杯)の水にします。三つ葉は3㎝長さに切っておきます。
  2. 鍋に油を熱し、鶏肉とシイタケを炒め、さらにニンジンを加えて炒めてから分量の水と調味料、パイロゲンを加えます。
  3. ②に豆腐を入れて温め、とろみが足りないようなら少量の水溶き片栗粉を加えてください。
  4. 三つ葉をのせて仕上げます。

あらかじめ平らなお皿にのせて豆腐の水切りを。

材料は切りそろえておきましょう。

調味料を加えたあとにパイロゲンを。

片栗粉をまぶした豆腐を入れて出るとろみを確認してから、水溶き片栗粉を。

淡白な味のタラがカレー風味に大変身
タラと野菜のカレーあん

【材料】(2人分)
タラ 2切/塩、コショウ 少々/片栗粉 少々/細切り昆布 ひとつまみ/油 大さじ1杯/タマネギ 1個/ピーマン 1個/ニンジン 20g/酒 大さじ2杯/パイロゲン 赤キャップ1杯/カレー粉 大さじ1杯

【調味料】
ウスターソース、トマトケチャプ、酒、しょうゆ 各大さじ1杯/塩 小さじ1/4杯

【その他】
付け合わせ野菜 適量

【作り方】

  1. タラに塩、コショウして、パイロゲンをスプレーでふり、しばらくおいてから片栗粉をまぶします。タマネギ、ピーマン、ニンジンは千切りにします。
  2. フライパンに油を熱して、昆布を焼いて取り出し、そこにタラを入れて焼きます。焦げ目がついたら返してタマネギ、ニンジンを片方に入れ、酒をふって蓋をして蒸し焼きにします。
  3. タラを皿に取り出し、そのフライパンにカレー粉を加えて香りを出し、水とピーマン、調味料を加えて味をみます。
  4. タラにあんをかけ、焼いた昆布をのせます。お好みで付け合わせの野菜をあしらいます。

タラにはスプレーでパイロゲンを吹きかけます。

昆布は油で焼いて取り出しておきます。

タマネギ、ニンジンには酒をふって蒸し焼きに。


星澤幸子(ほしざわ さちこ)さん

料理研究家。北海道南富良野町生まれ。札幌テレビ「どさんこワイド」の料理コーナー「奥様ここでもう一品」に25年毎日出演し、北海道の素材にこだわったお手軽な料理を紹介。その出演回数は現在もギネス記録を更新中。2009年「東久邇宮文化勲章」を受賞。著書は『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス)他多数。

星澤クッキングスタジオ公式サイト
http://www.hoshizawa-s.com


レシピ撮影/大滝恭昌