雨でしっとりな植物もキレイです

AKATSUKA グリーン通信vol.267 2021.6月号『レッドヒル図鑑』


目を引き付ける花色
今年もスイレン池が賑やかになる季節がやってきました。白、ピンク、黄など透明感のある鮮やかな花がたくさん池に浮かぶ景色は、密かに人気のスポットになりつつあります。

そんな中ここ数年スタッフが気になっているスイレンがあります。その名は「ワンビサ」。やわらかい花色が多い中、この「ワンビサ」は中々はっきりした、少々キツメの花色なのですが、咲いているとついつい目がそこに行ってしまいます。時々ひとつの花の中に黄色が混じって咲くことがあり(キメラ咲き)、画像は昨年のものですが、一部分が黄色になっています。きれいに真ん中で半々に色が分かれることもあるようなので、そんな花が咲かないか楽しみでもあります。

ワンビサ

ワンビサのキメラ咲き

ネジネジの花
かわいらしいピンクの花を螺旋状に咲かせるネジバナです。よくみるとねじりの方向が右であったり左であったり、途中までは真っ直ぐであったりと色々な咲き方をしています。「こころ池」の近くで徐々に勢力を拡大し、たくさんの花を咲かせています。ムラサキサギゴケやマツバウンラン、ジシバリなどと同様に雑草扱いされてしまうことがありますが、その魅力は園芸植物にも引けを取りません。ひとつひとつの花、一株一株だと小さかったり控えめであったりと注目されにくいですが、群生すると見事です。

ネジバナ

今年は早くも5月中旬に梅雨入りしました。雨が降ると外出が億劫になりがちですが、雨音に耳を傾けながら、濡れてしっとりとした植物をじっくり眺めるのもおススメですし、「もみじ谷」周辺のレッドウッドに霧が立ち込めた景色は幻想的です。晴れた日とは違った、ゆっくりとした時間の過ごし方が出来ると思いますので、ぜひ「レインシューズ」を履いてご来園ください。

緑あふれる「さくら坂」

【園内に咲く花のご紹介】

※天候等によりうまく咲いていない場合もあります。

アジサイ

ヒペリカム

文/村松 潤一


赤塚植物園「レッドヒル ヒーサーの森」は、世界各国の公園を巡り歩いてきた園主 赤塚ひさ子が、荒れていた山に少しずつ“命”を吹き込み、日本の風土に合った四季を楽しむ里山としてよみがえらせました。
シンボルツリーは「世界一のっぽの木」と呼ばれている「センペルセコイア」です、別名「レッドウッド」と呼ばれているセンペルセコイアが、小高い丘にはたくさん植えられていることから「レッドヒル」と命名されました。
シャクナゲを中心に約1,000品種1万本以上の花木や四季の草花を楽しむことができ、森の息吹を感じ、大人も子どもたちも楽しく自然環境や花に触れ、心が豊かになる里山庭園です。

〒514-2221
三重県津市高野尾町2877番地
☎ 059-230-7789

※料金、開園時間等、詳しくは下記ホームページをご覧ください。
http://www.redhill.co.jp/

「グリーン通信」は赤塚植物園が毎月発行している園芸を楽しむための情報紙です。
アカツカFFCパビリオンにて無料で配付しています。
「グリーン通信」バックナンバーはこちら