紅葉を楽しもう

AKATSUKA グリーン通信vol.260  2020.11月号


紅葉といえばモミジ。ほとんどの方はそう思うのではないでしょうか。紅葉と書いてモミジと読むくらいですから無理もありません。秋になると日本各地紅葉の名所はどこも大賑わいです。それほど紅葉は日本人には馴染み深いものです。

日本では平安時代からモミジは美しいものという認識で万葉集や源氏物語などにも度々登場します。ですが以前は、紅葉狩りは庶民が楽しむような行事ではなく、大名などがたしなむものでした。現在のように一般的になったのは江戸時代からのようです。
日本で紅葉と言えば京都が有名ですが、韓国では雪岳山、中国では九寨溝(きゅうさいこう)などというように有名なスポットが海外にもあるようです。

実は美しい紅葉は世界中のどこでも見られるわけではなく、日本をはじめとする東南アジア、北アメリカ東部、ヨーロッパの一部の落葉樹が自生する場所のみに限られています。その中でも日本の紅葉は別格のようで毎年海外から多くの外国人が観光に訪れます。それほど日本の紅葉は美しく、万人を魅了するものなのです。ちなみに海外では紅葉狩りのような習慣はなく日本独特の文化のようです。

紅葉

モミジは紅葉する風景を指すこともありますが、モミジと聞くと大体の方々はカエデを想像するのではないでしょうか。植物分類学的にはカエデはムクロジ科カエデ属の落葉高木の総称でカエデの別名がモミジとされています。

カエデの語源はカエルの手に似ていることからきています。一方でモミジは秋に草木が黄色や赤色に変わることを意味する「もみず」という動詞が転じて名詞化されモミジとなり、特に目立って色を変えるカエデの仲間をモミジと呼ぶようになったようです。

カエデは世界でアジアを中心に128種が知られ日本にはそのうちの26種が自生しています。その中の一種類にイロハモミジがあります。モミジといえば誰もが想像するのはこの種類です。モミジの代名詞的な種類であり、福島県以南の山に自生するモミジの中で最もよく見られる種類です。

モミジには芽吹きの葉が赤く美しい出猩々(デショウジョウ)や葉が小さい八房(ヤツブサ)、早春に枝が赤くなる珊瑚閣(サンゴカク)、枝垂れ性のアオシダレ、アカシダレ、一年中赤く紅葉するノムラカエデ、1本の木に3裂、5裂、7裂の葉をつける七五三など200品種以上あります。

パビリオン一押し「リュウセン」

今年のパビリオンの一押し品種は枝垂れモミジ「流泉(リュウセン)」。春の芽吹きの鮮やかな黄緑色、青々とした夏の濃緑色、赤紅色に染まる秋の美しい紅葉とその季節ごとに移り変わる葉色を楽しめます。特に紅葉の美しさは折り紙付きです。垂直に枝垂れるのも特徴で狭いスペースでも育てられます。

美しく紅葉させるポイントは他のモミジ同様、午前中よく日の当たる昼夜の寒暖差が大きいところに植え(置き)、水切れさせないことです。枝垂れモミジなので小さいものは支柱などで上に伸ばし好みの高さから枝垂れさせます。好みの高さに高継ぎされたものを購入するとそのような手間も要らず、楽に仕立てられます。

外出さえままならない今日この頃。
今秋はちょっと趣をかえてご自宅で紅葉を楽しんでみませんか。


文/工藤 一成


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