2025年12月- 1月 パーティメニューをお手軽アレンジ

星澤幸子の和食のチカラ 2025年12月- 1月
おもてなしが楽しくなる!パーティメニューをお手軽アレンジ


星澤風おもてなしメニュー

みなさん、年末年始はどうお過ごしでしたか? 12月と1月のカレンダーから推察すると、12月27日から9連休という、大型連休になった方も多かったのではないかと思います。
帰省ラッシュや海外出国ラッシュ、そしてUターンラッシュのニュース映像もこの時期の風物詩ですね。

年末年始のタイミングで、ご家族やご親戚、あるいは友人と楽しく過ごす機会に恵まれた方もいらっしゃったことでしょう。
そんな時、お客さまを招くホスト側になると、おもてなしのお料理に頭を悩ませることもあります。お正月、特に元旦や二日ならおせち料理で文句なしでしょうが、それ以外の時期だと、そうもいきません。
そこで、前回に続いて、ゲストのテンションが上がる「おもてなしレシピ」をご紹介します。

和食と洋食から一品ずつを選びました。
それぞれ華やかなパーティメニューで、言わばご馳走です。そのメニューを見た目の華やかさはそのままに、手間を大幅に省いたうえで失敗しないレシピにアレンジしてみました。

まずは、和食の代表であるお寿司をアレンジした「おつまみ寿司」です。酢飯だけを海苔で巻いて、それを切りそろえた断面に、具材を載せていただくので、太巻きを巻くときのような難しさはありません。
今回のレシピでは用意した具材を載せた状態にしていますが、海苔巻きと具材を別々に食卓にのせて、それぞれ各人が自分の好きな具材を載せていただく、手巻き寿司のような食べ方も楽しいのではないでしょうか。いわば、クラッカーにサーモンやキャビア、チーズなどを載せたオードブルのような感覚でお寿司をいただこうという発想です。これなら、お子様もきっと大喜びだと思います。

もう一品は、まあまあ手間暇がかかるイメージの「ローストポーク」。レシピ本やインターネットなどでレシピを見ると、豚の塊肉をタコ糸で縛ったり、ハーブを使ったり、フライパンで焼き色を付けた後にオーブンで長時間焼いたりと、トライするにはややハードルが高い雰囲気です。今回は、フライパン一つだけ、豚肉は焼き色を付けた後にお酒を入れて蒸し焼きにし、そのままソースまで作ってしまいます。

お客さまをお呼びする際に、前日からあるいは朝から時間をかけて本格的なお料理を準備するのも、有意義で楽しく尊い時間だと思います。けれど、手軽に用意できて、みんなが喜ぶおもてなしメニューをレパートリーに入れておくことも、急な来客時にはとても助かります。
大勢で食卓を囲む、心躍る貴重なひと時、今回のふたつのレシピがその時間を大いに盛り上げてくれることでしょう。

このページでご紹介するレシピ


オードブル感覚のお手軽お寿司
おつまみ寿司

【材料】(4人分)
【巻き寿司】
米 2合
酢 大さじ5杯
てんさい糖 大さじ2杯
塩 小さじ1杯
パイロゲン キャップ1杯(約5.5ml)
焼き海苔 3枚

【具材】各適量
ミニトマト、万能ネギ
さんまかば焼き缶、ハム、塩もみキュウリ
白ゴマ、青シソ、一味唐辛子
卵、てんさい糖、塩、油

【作り方】

  1. 米は炊く30分前に研いで、2合のメモリまで水を入れて炊飯器にセットします。炊く直前に調味料とパイロゲンを加えてひと混ぜしてから炊きます。炊き上がったら、ヘラ返しして冷まします。
  2. 海苔1枚に3分の1分量の酢飯を向こう端2cmを開けて広げ、手前からクルクルと巻き、キッチンペーパーに包んでなじませます。1cm幅に切り分けます。
  3. 卵に塩とてんさい糖を加えて溶きほぐし、サラダ油を熱したフライパンでふんわりと炒り卵を作ります。ミニトマトやキュウリなど、具材を食べやすい大きさに切ります。
  4. 海苔巻の上に具材を彩りよくのせて盛り付けます。

炊飯器のスイッチを入れる前に調味料とパイロゲンを入れてひと混ぜ。

酢飯を海苔で巻いた後は、キッチンペーパーで包んでおく。

1cm幅に切った海苔巻きの断面に、彩りよく具材をのせる。

豪華パーティメニューをフライパン一つで
ローストポーク

【材料】(作りやすい分量)
豚肩肉ブロック 400g
玉ネギ 1個
付け合わせ野菜 (ブロッコリー、ミニトマトなど)  適量
塩、コショウ、てんさい糖 各少々
油 大さじ1杯
酒 大さじ3杯

【ソース】
肉の焼汁 大さじ3杯
しょうゆ、みりん 各大さじ2杯
パイロゲン キャップ1杯(約5.5ml)
玉ネギ 1/2個

【作り方】

  1. ポリ袋に豚肉を入れ、塩、コショウ、てんさい糖を振ってよくもみます。
  2. フライパンに油を熱し、豚肉の全体に焼き色を付け、周りに玉ネギのくし切りを並べ、お酒を振ってフタをして弱火で20分蒸し焼きします。フタをしたまま10分程置いて予熱で火を通します。
  3. フライパンの玉ネギを取り出して、おろし玉ネギを加えて火を通し、調味料とパイロゲンを加えてひと煮立ちさせソースを作ります。
  4. 肉を取り出して切り分けて、ソースをかけていただきます。

ポリ袋に入れた豚肉に、塩・コショウ・てんさい糖をふってよくもみこんでおく。

焼き色がついたら、酒を入れて蒸し焼きに。

玉ネギのソース、仕上げはもちろんパイロゲン。

 


星澤幸子(ほしざわ さちこ)さん

料理研究家。北海道南富良野町生まれ。札幌テレビ「どさんこワイド」の料理コーナー「奥様ここでもう一品」に25年毎日出演し、北海道の素材にこだわったお手軽な料理を紹介。その出演回数は現在もギネス記録を更新中。2009年「東久邇宮文化勲章」を受賞。著書は『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス)他多数。

星澤クッキングスタジオ公式サイト
http://www.hoshizawa-s.com